近赤外線と遠赤外線の違いとは

近赤外線 遠赤外線 違い

近赤外線や遠赤外線という言葉を聞いたことがあるという方は多くいらっしゃるでしょう。
赤外線は、近赤外線・中赤外線・遠赤外線の3つに分けられていて、使われる用途に違いがあります。
今回は、そんな赤外線の中でも良く使われる近赤外線と遠赤外線とは、どのようなものなのか、また、どのような場所で使われるのかなど、特徴の違いについてご紹介しましょう。

近赤外線・遠赤外線の特徴の違い

まずは、近赤外線と遠赤外線が持つそれぞれの特徴についてご紹介します。

近赤外線

赤外線は、目に見える可視光線の赤色と比べると波長が長く、電波と比べると短くなっています。
そんな赤外線の中でも目に見えない不可視光線で、赤に近い波長を持っている近赤外線。

テレビ

赤外線通信で使われているのも近赤外線です。
たとえば、テレビやエアコンなどのリモコンには、近赤外線の反射が使われています。

遠赤外線

遠赤外線は、赤外線の中でも電波に近い性質を持っています。
基本的に物体からは放出されおり、温度が高くなればなるほど放射量も多くなります。
サーモグラフィーは遠赤外線を使って撮影を行っているため、医療の現場でも遠赤外線は大きな役割を担っているのです。

サーモグラフィ

近赤外線と遠赤外線は、このような特徴を持っています。
それぞれの違いを知るためには、このような特徴を知っておくことが重要ですので、頭に入れておいてください。

近赤外線と遠赤外線はどのような場所で使われるのか

続いては、近赤外線と遠赤外線はどのような場所で使われるのでしょうか?
それぞれが活用されている場所についてもご紹介します。

近赤外線

健康面や美容面で効果が期待されている近赤外線。
その一つとして、近赤外線治療での活用が注目を集めています。
近赤外線治療は血行の促進や細胞の活性化といった効果が期待できるのです。

では、近赤外線治療による具体的な効果にはどのようなものがあるのか考えてみましょう。

1つ目は、血行促進効果です。

赤血球
近赤外線には、体の内側まで浸透するという特徴があるため、硬くなってしまった筋肉をほぐしてくれることが期待できます。
そのため、筋肉がしっかりと動くようになることで血行も良くなるのです。

筋肉がほぐれて緩んでいくと、関節の痛みなどが軽減するという効果も期待できることから、高齢者の方にもおすすめ。
さらにそれだけでなく、肩こりや腰痛にも効果を発揮してくれるので、慢性的な体のコリや痛みに悩まされている方にとっても、近赤外線治療は魅力を感じていただける治療だといえます。

2つ目は、細胞の活性化です。

幹細胞
最近では、近赤外線を活用した健康商品が多くなっています。
中には、医療業界で活用されているものもあります。
治療が難しいと言われている病気で苦しんでいる方に対して、近赤外線が大きな役割を果たしてくれるかもしれません。

遠赤外線

遠赤外線は、物を温めてくれるというイメージが強いという方が多いのではないでしょうか?
このようなイメージを持つ方が多いのは、ストーブやこたつなどに遠赤外線が使われているからではないでしょうか。

こたつ

遠赤外線は、水分子の活動を活発にします。
私たちの体の70%は水分でできているため、遠赤外線の効果を感じやすい。
遠赤外線に当たることによって血管の拡張や代謝の向上、血行の促進といった効果が期待できます。
その結果、老廃物が排出されやすくなり、体の調子が改善されるのです。

サウナ

サウナや岩盤浴などでは、遠赤外線によって私たちの体にある水分子が活発に活動するということになります。

近赤外線と遠赤外線は、このような違いがあることから、使われる場所も違っているのです。

近赤外線への注目が高まっているのはなぜか?

赤外線は様々な用途で活用されてきましたが、近年は近赤外線への注目が高まっています。
なぜ、近赤外線への注目が高まっているのでしょうか。

赤外線は、私たちの体にとって良い影響を与えると言われています。
しかし、赤外線を活用した暖房器具で火傷をしてしまうというケースもあるため、絶対に安全だと言い切ることはできません。

赤外線は物に浸透することで温度が上昇するという特徴を持っているので、暖房器具自体は熱くなくても、直接触ってしまうと火傷してしまう可能性があります。
また、肌に密着させて使える暖房器具の場合であっても、低温火傷の原因になってしまう可能性があるので注意しなければいけません。

さらに、赤外線を長時間見ていると白内障の発症率が高くなってしまうとも言われています。
このようなことを踏まえると、赤外線が私たちの体に与える影響も大きいということが分かるでしょう。

しかし、赤外線は健康や美容面からの注目が高まっています。

シミシワ
先ほども紹介したように近赤外線の場合は、血行を促進してくれる効果や細胞を活性化させてくれる効果が期待できるのです。

つまり、私たちの体に良い影響も与えてくれると近赤外線は、他の赤外線よりも深い部分へアプローチすることが可能。
体の中にある様々な組織を温めてくれることになるため、筋肉がスムーズに動きやすくなったり、硬くなってしまった組織を柔らかくしてくれる効果も期待できるでしょう。

また、近赤外線治療の場合は、鎮痛作用や損傷してしまった皮膚の修復を促進してくれるという効果も期待できるため、理学療法の分野でも近赤外線に対する注目度が高まっています。

ただし、近赤外線はまだまだ研究段階。
そのため、実際に治療に使われるためにはもうしばらく時間がかかるそうです。
実用化されるための研究は着実に進んでおり、さらに研究が進んでいけば実用化される日も遠くはないと言えるでしょう。

「GROTTY PRO」は注目の近赤外線機器

GROTTY PROは、音響振動と近赤外光を活用した理学機器で、医療分野の技術を応用して美容業界用にリニューアルされました。
※本製品は医療機器ではありません。

「GROTTY PRO」お問い合わせはこちら

音響振動は、皮膚の表面に振動を与えることによって、血流を整えることができます。
また近赤外線の照射は、医療機関でも活用されていることから、その効果は確実なものだと言えるのです。

GROTTY PROは、多くの実績を残した赤外線機器を美容業界用にリニューアルしたもの。
美容の有用成分をしっかりと浸透させることができます。

グロッティプロ

また、血管に働きかける効果もあるため、体内のコンディションを高めてくれるのです。
さらに、コラーゲンの生成にもつながるため、肌をクリアにしてくれます。

このように、美容業界で注目されている近赤外線機器です。

GROTTY PROの導入はサロンの魅力を高めてくれる

GROTTY PROは、近赤外線を活用した注目の機器です。

エステサロンでGROTTY PROを導入することで、体の内側や外側から健康のためのアプローチができるようになります。

近赤外線や遠赤外線は、私たちに様々なプラスをもたらしてくれます。
つまり、近赤外線を活用したGROTTY PROは、体の内側から、そして外側から、体を高いレベルにまで引き上げてくれるのです。

多くの魅力が詰まっている近赤外線や遠赤外線について知識を深め、美容や健康のために活用してみてください。

「GROTTY PRO」お問い合わせはこちら

 

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